わざわざ変な感じを通過する

病院は大繁盛で、診察までに待ちに待ちました。

早退した罰です。

待ちに待つ罰です。

母親と予防接種に来た中学生は、反抗期丸出しで、待合室で足をほうりだしていました。

金を出してくれる母親から離れて座り、一人で何でもできているような態度です。

今の自分をいつか思い出して、恥じるのだろうなと思いました。

恥じない方の人かもしれないので、この子がどうなるかは分かりません。

目がかぶれた小学生は、かゆがっては母親にたしなめられていました。

仕方ないでしょうと言われては、だってよ～と体を揺らします。

小学生と中学生は違います。

わざわざ変な感じを通過しないと成長していけないのだなと、二人の子どもを見比べながら思いました。

私も死ぬまで、まだまだ変な感じを通って通って老いていこうと思います。